ボーカルの上達法!『低音しっかり出てますか?』

ボーカルの上達法!『低音しっかり出てますか?』

紅葉シーズン到来で、またまた玄関先の交差点が異国情緒で賑わっている
烏丸六条の京都校からお届けします。京都校チーフのヨシダです。

さて、わたし最近「良質なサブウーファー」を手に入れました。
家のマイデスク上のパワードモニターLRの中間、どセンターに置きました。
いやーホントに・ほんまに・素晴らしいー!え、何が素晴らしいかって?

そう、今からじっくり、その経緯・気付いたこと・頭をよぎったことなどツラツラと記します。。

ボーカルの上達法!『低音しっかり出てますか?』

「?」なことは、自分で動いてさあ発見!!

まず、サブウーファーが欲しくなったのは、
自分の中で今まであまり目盛りが細かくない低音イメージがあって、

「低音の正体って何だ?」
「低音だけの実像=音像とは明確にどんなんなんだ?(あー噛む)」

が、知りたくなったからです。
DTMで作曲してて、EQで低域帯の30〜150Hzだけ出して確認しようとしても、まず大抵のモニタースピーカーでは、50~60Hzから上しか出てないし(つまり超低域は出ない)、そのキメも荒い。中高音の陰でオマケで鳴っている感じがずっと悲しかったのです。また、DTMの大抵のネット記事では、低音にどうフィルターかけてハイパスするか(つまり余計な低音をカットする)ばかりで、なんだかとても悪役的な低音くんなんですよね。

 

よく分からなけれれば、その道のプロに聞こう!!

 

そこで、以前から情報交換しているROCK ON渋谷のF氏に相談し、
タイムリーな出物をとても安くしてもらいました。
サブウーファーだけ鳴らし、ウーファー本体にあるFrequency目盛りを50Hz以下から150Hz辺りまでグルーっと上げてゆくと「お〜低音の正体見つけたぜい!オー!」とはすぐには行きませんが、ビックリするほど、低音がイメージとはかけ離れていて実に衝撃的でした。
えー?よく分からない?
そうかー、、何に例えれば良いでしょう、、、、あーーそう、

ご飯を口の中で、「これでもかー」と噛み続けた後に出てくる、
マッタリ&モワーとしたデンプンの味、それも口の中MAX量で、みたいな感じですかね。
なんせ、モワ〜〜ボワ〜としてるんですよ。
腹と胸に響いてくるボワ〜〜ですね。ズンやドシンではない。

ボーカルの上達法!『低音しっかり出てますか?』

自分なりの感じ方やイメージングが大事、、かな!?

えっ、余計に分からない?
ん〜〜〜ムリやりのわたしのイメージング。

口の中に放り込むオカズ=糖分・塩分・香辛料・ソースなどが中音と高音とするならば、一緒にもぐもぐ噛んでいる「ご飯」が低音です。
そうそう、【抽出した”うま味”成分の味!】です。

料理の味わいと一緒で、このモワモワ・ボワボワした低音が、中高音と一緒になると一挙にスカーっと輝くんですよ。
映画音楽系の人が30Hz辺りの超低音(人の耳には聞こえづらい)にこだわるのと同じく、Rock・Popsでもキックやタムやベースは当然のこと、
ボーカル・エレキG・アコギ・ストリングスなどのウワモノ系に、どれだけビミョーに45~100Hzを残し、まぶしていくか。それによってどれだけ
耳触りの良い・ツヤのある音になるか、なんて全く料理人の世界のさじ加減と同じだな〜と感動したわけです。

ボーカルも良質な中音や低音が出ると逆の中高音も輝く!

 

今回のウーファーで一番学んだのがそれです。
LRモニターで中高音〜高音を出しながら、
ウーファーで低音だけをボリュームノブを小から大へ回してゆくと、
何とまー、程よいレベルの低音が、
全体のサウンドをタイトにするだけでなく、
輝きも、ツヤも、奥行き感も全てに大きく関わっている。
私もレッスンでよく口にすることですが、
発声上で『母音を響かせる』のがそれだと思います。
母音に中低音成分がどれだけあるかによって、
説得力のある声・聞き惚れる声・色気のある声・スッとカラダに入ってくる声・泣ける声、etc、、
すべてそれで決まりそうです。
とかく、ハイトーンの声を張るところばかりに意識がいきがちですが、勝負は”中低音が下支えになっているか”ですよ〜。

ボーカルの上達法!『低音しっかり出てますか?』

調べたこと・分かったこと・自分なりのイメージ図はメモって残しておこう!!

今回の”低音ウーファー騒動”をきっかけに、自分のイメージ&過去調べたこと&ウーファーで気付いたこと、などを自分なりにメモにまとめてみました。
『パート別周波数帯域一覧表』です。手書きです。
もうちょっと完成したら、エクセルで綺麗な色付きの一覧表にします。ご希望の方には差し上げますわ〜。。

ボーカルの上達法!『低音しっかり出てますか?』

以上、京都校からヨシダがお届けしました。SEE YOU~~

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