曲選び

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京都校チーフのまるいです。

9月後半から台風が来たりして雨の日が多く、じめじめした毎日の
京都校です。この文章が投稿される頃には、京都校のMIX LIVEが
行なわれた後と思います。その模様は、また後日書こうと
思っています。

さて、今回のお題は、「曲選び」。

時々生徒さんから、どんな曲を唄ったらいいですか、といった質問を
受けます。逆に好きな曲がたくさんあり過ぎて、曲選びに困っていると
いった相談も受けます。基本的には好きな曲を好きなだけ唄ったらいいと
思うのですが、そう言ってしまうと話が始らないので、僕が思っている
参考的なところをひとつ書かせてもらいます。

 

まず、女性だったたら女性アーティストの曲、男性だったら男性
アーティストの曲を選ぶということです。
これは、僕の個人的な考えなのですが、例えば女性目線の恋愛ソングを
男性が唄うとなると、なんかちょっと違うなあって気がするのは
僕だけじゃないかと・・・。
以前、とある女性ボーカルのバンドのサポートで演奏を頼まれた時に
男性アーティストの洋楽曲を多く演奏したのですが、来ていた外国人の
お客さんから、彼女は男になりたいのか?って言われました。
言われてみると、そう見えてしまうんだあって思ったんです。
そうなってくると、歌詞の内容って伝わるどころかになってしまいますし、
いくら唄が上手くても、アーティストとしての立ち位置が定まらなく
なってしまうと思います。
歌詞の内容的に性別が関係ない曲とかも、世の中にはたくさんありますので、
そういった曲は全く問題ないと思います。
誰かから勧められてとか、練習用にとか、依頼があってとか、って
いうのは別として、唄う曲を自分で選ぶ場合には、歌詞の内容を
しっかり見て選ぶというのが、とても重要な要素だと僕は思っています。

 

声模様vol.170「曲選び」

声模様vol.170「曲選び」

声模様vol.170「曲選び」

 

逆に、ロックやジャズとかいったジャンルとか、キーの高さとかは
2の次でいいと思っています。変えようと思えばなにかしらの手段で
変えれますし。年齢、性別、シチュエーションなどなど、自分自身に
近いと感じる歌詞の内容の曲を選ぶと、その曲の世界観に入りやすく、
聴いている方へも伝わり度が高くなると思います。
もし、どうしても性別の違う曲を唄いたい場合は、その歌詞の内容を
変えてしまったらいいと思います。「あなた」っていうのを
「お前」に変えたりとか。あるいは、一文節丸々変えるのもありかと。
字数が変わるとメロディ的に唄うのが難しくなっていくかもしれませんが、
なかなか面白い作業になると思います。
いずれにしても大前提になるのは、その曲が好きであるということは
外せないと思います。自分で選ぶのですから、その曲や歌詞の世界観に
惚れ込んでこそだと思います。
ということで、ちょっとした一意見でしたが、いかがだったでしょうか。
ベリメリ検定も近くなってきまして、曲選びの参考にしてみて下さい。

で、そのもうすぐ各校で始まるベリメリ検定ですが、毎回恒例のごとく
僕は他校の生徒さんの音源も聴きますので、とても楽しみにしています。
皆さん頑張って下さいね。

 

京都校
まるいじゅんいちろう

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