【プロが教える】高音の出し方のコツと発声の練習方法(トレーニング)

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カラオケでせっかくお気に入りの曲を選んでも、高音がうまく出ずにがっかりした経験はありませんか?実は、高音を出すにはいくつかのコツがあり、特定の筋肉を意識することが重要なのです。カラオケの楽しさを最大限に引き出し、友達や家族を感動させる歌声を手に入れましょう。

はじめに

カラオケでの「高音」が難しいと感じるのは、多くの人が経験する悩みです。

友人や家族と楽しく歌いたいのに、高音部分で声が出ずにがっかりすることもありますよね。

しかし、適切なトレーニングとコツを押さえることで、誰でも高音を出すことができるようになるんです。

今回は、高音を出すための具体的な方法と、それに役立つエクササイズ(トレーニング方法)をご紹介します。

まずは、高音を出すための基本から始めましょう。

やっぱり「腹式発声」が大事

高音を出すために最も基本となるのは…そう「腹式発声」です。

「腹式発声」とは、腹筋(主にインナーマッスル)を使って息をコントロールしながら声を出す方法です。

この発声法を習得せずして、安定した声量と高音を出すことはできません。

では最初に「腹式呼吸」の練習をしてみましょう。

  1. リラックスした状態で座り、片手を胸に、もう片方の手をお腹に置きます。
  2. 鼻からゆっくりと息を吸い込み、胸ではなくお腹が膨らむのを感じます。(このとき、胸が動かないように注意してください)
  3. そして、口からゆっくりと息を吐きながら、お腹が元の位置に戻るのを感じましょう。

この1~3の呼吸法を繰り返す練習を日々行っていくことで、腹式呼吸がだんだん身につきます。

次に、腹式呼吸を使って「発声」の練習をします。

簡単な音階を使って、腹から声を出すことを意識しましょう。

「ドレミファソラシド」と1音ずつ声を出しながら、お腹を使って息をコントロールします。

最初は「低音」から始め、徐々に「高音」へと移行していきます。

この練習を続けることで、腹式発声の感覚がつかめるようになります。

これらを「毎日5分間で」良いので、日々のトレーニングに組み込んでみましょう。

腹式発声が自然にできるようになってくると、高音のレンジが広がるだけでなく、安定感のあるハイトーンが期待できるでしょう。

また、声を出す際には、腹筋の動きを意識して練習することで、効果がさらに高まります。

そもそも腹式発声は、単に高音を出すだけでなく、声全体の質を向上させる効果もあります。

声が安定し、長時間歌っても疲れにくくなるため、カラオケだけでなく、日常の話し声にも良い影響を与えます。

まずは「腹式発声」をしっかりと身につけ、高音を出すための基礎を固めましょう。

「輪状甲状筋」を鍛える方法

次に、高音を出すために重要な筋肉である輪状甲状筋について説明します。

輪状甲状筋は声帯を引き伸ばす役割を持っており、高音を出す際にイメージを持つことが非常に重要です。

この筋肉を鍛える(というより、イメージに慣れる)ことで、よりスムーズに高音が出せるようになり、聴き手に違和感を与えない自然な歌声を実現できるでしょう。

輪状甲状筋を鍛えるための練習の一つに「リップロール」があります。

リップロールとは、唇を震わせながら声を出す方法です。

唇を軽く閉じて震わせ、そこに音を乗せることで輪状甲状筋の使い方をイメージしやすくなります。

リップロールは腹式発声が出来てないとやるのが難しいのでその点でもおすすめです。

唇を軽く閉じて「ブルブル」と音を出し、そのまま「↓ブルブルブルブル↑」と、低い音から高い音へと音程を上げていってみましょう。

このとき、唇や口はできるだけ脱力し、顎を開け、喉のできるだけ奥の(下の)方を意識することが大事です。

この練習を繰り返すことで段々とイメージがつきやすくなり、声帯の柔軟性が増して高音が出しやすくなるでしょう。

また、発声練習の一環として、母音「イ」の音を使った練習も効果的です。

「イ」の音は声帯を引き締める効果があり、高音を出す際に重要な筋肉を鍛えることができます。

私が生徒さんを教えるときによく行うのは、まず「ミ・レ・ド」の音階に乗せて「ナイ・ナイ・ナイ」と発声する練習で、これを半音ずつ上げて繰り返していく練習です。

「ナ」の音は喉を開けやすくリッチな響きをキープしやすいので、その声質のまま「イ」に持っていくことで、輪状甲状筋を伸ばすイメージをより掴みやすくなるかもしれません。

あとは、首や喉のストレッチも効果的だと思います。

声が出にくくなってきたなと思ったら、軽く首を回したり、喉を前後に伸ばしてあげるだけで、輪状甲状筋の柔軟性が高まり、声帯の動きがスムーズになるので、是非試してみてください!

高音を恐れない「メンタル」

高音を出すためには、技術的なトレーニングも大事ですが、結局は「メンタル」です。

私の生徒さんの多くも、高音を出す際に体がこわばってしまい、声が震えたり、出しづらくなったりしてしまっているようです。

ここで、高音に対する恐怖を克服するためのメンタルトレーニングについても紹介しておきましょう。

  1. まず、高音を出すことに対するポジティブなイメージを持ちましょう。自分が楽に高音を出している姿を想像してみましょう。これだけです。このポジティブなイメージトレーニングは、実際に高音を出す際の自信につながります。
  2. 段階的に高音に慣れていくのもいいかもしれません。最初から高音を出そうとすると、喉や声帯に無理がかかり、結果として恐怖心も強まってしまうでしょう。低音から始めて徐々に音階を上げていきながら、喉の緊張を和らげた状態で、高音に慣れていきましょう。
  3. 自分の声を録音して聴くこともおすすめです。自分の声を客観的に聴くことで、どの部分で緊張しているか、どの音域で問題があるかを把握することができます。さらにその問題点を意識しながら練習を繰り返していけば、段々と自信がついて緊張もほぐれていくでしょう。

最後に「失敗を恐れないこと」が大切です。

誰でも最初はうまくいかないものです。

失敗を恐れずに挑戦し続けることで、徐々に高音を出す自信がついてきます。

失敗を成長の一部と捉え、ポジティブな姿勢で練習に取り組んでいきましょう。

最後に

今回は色んなエクササイズを紹介しました。

こういった地道な練習を積み重ねていくことで、着実にあなたの高音は伸びていくはずです。

しかし、一人の練習だと何かと心配なそこのあなた、ベリーメリーミュージックスクールの体験レッスンにお越しください。

一緒にハイトーンの練習をしていきましょう!

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