音楽業界で長く活躍し続けるアーティストには、共通している「考え方」や「行動のクセ」があります。
才能だけでなく、努力の積み重ね、時代に合わせた柔軟さ、そして音楽に対する真摯な姿勢が、その背景にはあるんです。
僕自身、ボイストレーナーとしてたくさんの生徒と関わってきましたが、芽が出る人にはやはりこうした“成功の習慣”がしっかりと根付いています。
今回は、そんな成功者から学べる6つの教訓を、具体例を交えながら紹介していきます。どれも「やった方がいい」ではなく、「今すぐ実践してほしい」内容です。
1. 情熱を持ち続ける
音楽を志すうえで、最も重要なのは情熱です。
でもこれは、「音楽が好き」という単純な意味ではありません。どんな状況でも「やり続ける意志」があるかどうかという話です。
🔥 例えば、Lady Gaga(レディー・ガガ)はデビュー前、何度もレコード会社に断られた経験があります。地下のクラブで何年もライブを続け、世間の評価がついてこない時期でも、彼女は自分の音楽を信じて疑いませんでした。
音楽活動は必ずと言っていいほど、壁にぶつかります。
レッスンでも、伸び悩む時期や思うように声が出ない日があると思います。
それでも情熱を絶やさず、音楽を「やりたい理由」を忘れなければ、必ず前に進めます。
✅ 実践ポイント:
- なぜ音楽を始めたのか、原点をノートに書き出しておく
- 定期的に初心に戻れる時間をつくる
- 音楽に関係ない日常も、表現のインプットになると信じる
2. 独自のスタイルを確立する
今の時代、ただ歌が上手いだけでは埋もれてしまいます。
大切なのは“自分らしさ”をどう打ち出せるか。これは音楽性だけでなく、見た目、発信の仕方、話し方も含まれます。
👠 宇多田ヒカルさんがデビューした当初、日本では珍しいR&Bを主体とした楽曲と、どこか哲学的な歌詞で一気に注目を集めました。彼女の「素のままの存在感」が、他のアーティストとの差別化になったんです。
真似から入ることは悪くない。でもずっと模倣でいると、いつか限界がきます。
「あなたにしか出せない世界観」は、技術と同じくらい大事です。
🎨 実践ポイント:
- 自分の声の魅力を録音して分析してみる
- 影響を受けたアーティストをあえて3人に絞って、自分の方向性を絞る
- 見た目やSNSのトーンも「統一感」を意識する
3. コラボレーションを重視する
音楽は、一人で完結しない表現です。
時には仲間や異ジャンルのアーティストとの関わりが、あなたの音楽を何倍にも魅力的にしてくれます。
🎤 YOASOBIは、ボーカルikuraさんとコンポーザーAyaseさんのユニット。別々の活動をしていた2人が組んだことで、独自の音楽性が生まれました。
ソロでは出せなかった化学反応が、コラボによって引き出された好例です。
特にボーカリストの方は、トラックメイカーや作詞家、映像クリエイターとのつながりを広げるだけで、活動の幅が大きく広がります。
🤝 実践ポイント:
- レッスン外でも、ライブハウスやSNSで他ジャンルの人と繋がる
- カバー曲企画などを通じて、共演の機会を増やす
- コラボ相手の強みを理解し、自分との相乗効果を意識する
4. 自己管理と健康意識
実はプロほど、体調管理にシビアです。
声は身体が楽器ですから、喉だけでなく全身をコンディション良く保つことがパフォーマンスに直結します。
🥗 BTSさんは世界ツアー中でも、食事やトレーニングを欠かさず、メンバー同士で身体のケアをサポートし合っています。これはアスリート並みの自己管理と言っても過言ではありません。
不規則な生活、睡眠不足、アルコールの摂取などは、声帯や感情表現にも影響を与えます。プロ志向なら、生活習慣も“表現の一部”です。
🧘♀️ 実践ポイント:
- 寝る時間・食事時間をある程度ルーティン化する
- 喉や体を守るためのストレッチやウォームアップを習慣化
- 「今日は歌えない理由」を作らない体づくりを意識する
5. フィードバックを活用する
客観的な意見をもらうことは、自分の成長を何倍にも加速させます。
自己流で突き進むのではなく、「他人の目」を取り入れていくことが、次のレベルへ行くカギです。
🎙 Aimerさんは、デビュー当初からプロデューサーやディレクターと密に連携し、フィードバックをもとに歌唱スタイルを磨き上げてきました。本人の持つ世界観を壊さずに、客観的な声を取り入れた好例です。
ベリーメリーでもレッスン内でのフィードバックはもちろん、希望者にはライブやSNS発信に関するアドバイスもしています。
📣 実践ポイント:
- レッスン録音を定期的に聴いて、自分でもレビューする習慣を持つ
- 信頼できる人から「率直な意見」をもらえる環境をつくる
- フィードバックを「否定」ではなく「伸びしろ」と捉える
6. リスナーとのつながりを築く
最後に忘れてはいけないのが、音楽は聴かれて初めて意味を持つということ。
リスナーとのつながりをどれだけ大事にできるかは、アーティストとしての寿命にも直結します。
📱 あいみょんさんはSNSでのファン対応がとても丁寧で、ライブ後のツイートやちょっとしたコメントでも、リスナーを大切にしていることが伝わってきます。
だからこそ、彼女の言葉は「音楽」以上に心に響くんです。
ライブ後の挨拶やSNSの投稿、YouTubeでのコメント返しも立派な「パフォーマンス」。その積み重ねが、“応援したくなる存在”をつくる鍵になります。
📬 実践ポイント:
- ライブやSNSで、ファンの名前を覚えるよう意識する
- 自分のことを知ってもらう投稿を増やす(自己開示)
- リスナーからの反応はしっかり見て、心を込めて返信する
まとめ:成功のカギは「習慣化」にある
成功しているアーティストは、特別なことをしているのではなく、当たり前のことを継続的に、レベル高く実践している人たちです。
🎤 情熱を燃やし続けること
🎤 自分のスタイルを明確に持つこと
🎤 仲間と共に音楽を育てていくこと
🎤 身体と心を整えること
🎤 フィードバックを歓迎すること
🎤 そして、ファンとのつながりを大切にすること
これらを習慣化できた時、あなたの音楽キャリアは確実に大きく前進します。
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この記事を書いた人

1996年 PONY CANYONよりメジャーデビュー。2002年より、ボイストレーナーとしてプロ・アマ、ジャンル、年齢問わず、幅広く指導中。