ブレス位置

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ベリメリレッスン生の皆様お疲れ様です!
名古屋校チーフのアオイです。

breath_position

只今絶賛ベリメリ検定のコメント書きの季節です。
皆さんの日頃の練習の成果を発表する年に2回のレコーディング検定!

名古屋校でも普段から細かい、いや細かすぎる指摘をして
皆さんに1レッスン毎頑張って頂いておりますので、
その細やかな技術を聴き逃さないよう真剣に拝聴いたしております!

さすがベリメリの生徒さん
こんな事ができるんだ〜とか、こんなに個性を出せるんだ〜とか、
オリジナルの歌手よりこの生徒さんの歌唱の方が似合ってないかい?
って思える事も多いです。

先日本当に久しぶりにカラオケボックスに行く機会がありまして、
それこそもう音楽を仕事とするようになってからは
3、4年に一度行くか行かないかなのですが…。
カラオケ店で廊下を歩いていると他の部屋の歌声って結構聞こえますよね。

勿論楽しい!が第一なのでこんな事言うのも野暮ですが、
考えて歌う事と考えずに歌う事の違いを物凄く感じてしまいました。
毎日何人もの考えて歌うカラオケに慣れている僕にとってある意味衝撃の空間でしたが、
それだけに生徒さんの歌への愛と能力の高さに改めてジーンと。

まぁまぁそんなわけでどの生徒さんの検定音源を聴いていても
流石だなと思える箇所が必ずあり素晴らしいです。
ただ高い技術と高いハードルを頑張っていただいている反面、
灯台下暗しになっていませんかねと感じる事も多いです。

例えばブレスにしてもそうなのですが、
腹圧や伸びを大切にするあまり、ただ吸気回数を増やすという
何よりも簡単な発想を忘れてしまっているような。
勿論、心地良く歌いたいからフレーズに切れ目を入れたくない
という方もいらっしゃるでしょう。

でも磨き上げればブレスを「バレにくくする」技術もあれば、
ブレスの短さ、リズムの取り方で逆にカッコ良くてキレが出ることもあります。
それらがバシッと決まった時には、それはそれにも心地良さはあります。
何より息の残量をコントロール出来、安定した発声や表現を生み出してくれます。
そして一番は苦しくない!!
1フレーズの終わりがけのピッチの狂い、味付けのなさ、
という観点で指摘をさせて頂いたコメントも多かったです。

普段のレッスンでも良く言わせてもらうことですが、
日本人は日本語の文節でブレス位置を考えてしまう癖があるのではないかと思います。

「おはようございます」だと
「(v)おはようございます(v)」みたいな。
「おはよう(v)ございます」でも、
「おは(v)ようござ(v)います」でも良いと思うんです。

要は歌詞の下にあるメロディを考え、
そのメロディの切れ間の入れやすい箇所を感じる事だと思います。
レッスンでもそんな考え方したこと無かった!とおっしゃる方がほとんどです。
簡単な技術と考え方ですが、
ほとんどの方が考えていないならやって損はない様に思いますよね。

という訳で、検定とは皆さんが必死で前に進むマラソンの中で
「たまには簡単なことを思い出して〜」と講師が給水する機会なのかなぁ、
なんて思いながらコメント書きをしております。

もう少しで皆さんのもとに成績も帰ってくると思いますので、
また次に向かって行ってください!!

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