イメージとタイミングを捉える。歌の地図を描きながら歌の駆け引きしちゃいましょ!

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みなさま、ご機嫌よう、名古屋校講師の静香です!

イメージとタイミングを捉える。歌の地図を描きながら歌の駆け引きしちゃいましょ!

年も明け、新たな目標を掲げるアグレッシブな方、昨年のノスタルジーに身を置くロマンチックな方、生きているとそれぞれの性格がふとした時に現れるものです、いやはや面白いですね。
ちなみにあたしは超絶ロマンチストですがアクセル全開主義でございます。

年が明けると恋する乙女たちは特にバレンタインという行事に胸をときめかせ、男子たちはソワソワと気にしてないふりをするわけですが、恋の駆け引きと同じくらい、素敵な歌声には歌の駆け引きが必要なわけです。

ちなみにあたしは恋の駆け引きとかさっぱりよくわかりませんので今日の話は歌の駆け引きについてのみ、お話しますので悪しからず。

イメージとタイミングを捉える。歌の地図を描きながら歌の駆け引きしちゃいましょ!イメージとタイミングを捉える。歌の地図を描きながら歌の駆け引きしちゃいましょ!

メロディーを楽譜にすると、音の高低差、音の長さ、ブレスの出来る位置、などなど、さまざまなことが見えてきます。

それはまさに歌の地図のよう。
先がわかる、ということは安心に繋がり、それは不要な力みを取り払います。

例をあげると高い音を出すためには、ある程度のブレスの加速か必要となります。

更に例えるならば、跳び箱です。
2段の跳び箱を飛ぶ時、8段の跳び箱を飛ぶ時、みなさんは同じように飛ぶでしょうか。

絶対に、8段の跳び箱に向かう時の方が助走をつけますし、ロイター板を踏むタイミングに気をつけますよね。

はてさて、それは歌も似ています。歌の駆け引きを怠ればたちまち旋律はずっこけます。もうまさに修羅場です。恋愛なら大変なことですよ。
なんだって準備とタイミングって大事なんです。
そしてもちろん、着地も大切です。

とう飛ぶのかわかってて、準備して、見計らって、飛んで、着地するのです。

跳び箱と違うのは、1つ飛んだら終わり、ではないという事です。

すぐに次の山や谷が待ち構えています。
1つ終わって安心してるともう次のフレーズ、はじまっちゃってます。

実際に楽譜に書いても良いですが、大切なのはイメージをすること。
歌の地図を頭に、身体に、目の前に、映すような気持ちで先を見据えイメージしましょう。
歌の地図にある跳び箱か2段なのか、5段なのか、8段階なのか、いつそれがやってくるのか。
体力配分は大丈夫か、抑揚をつける余力はあるか。

低い音が続くからブレスの速度はゆっくりめでいいな、とか、下降のフレーズだから落ちすぎないように気をつけよう、とか、1オクターブ一気にあがるフレーズ前はなるべく脱力して音を当てるタイミングで力を当てられるようにしよう、とか、楽しみながら自分の歌の地図を描いていきましょう。

はてさて、冒頭の通り、あたし自身は超絶ロマンチストでアクセル全開主義ではありますが、押してばかりでは疲れますから、引くことも必要です。
歌の駆け引きをしっかりしながら、力を蓄え、必要なところで放出できるよう虎視眈々と準備しましょうね。活動自体も同じですよ!

しかしながら、何より、歌は心。情熱。
それを叶えるためのプランニングをしっかり立ててイメージしていきましょうね!

みなさんの日々に素晴らしいタイミングが訪れますように!

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