どうも!八王子校のUZAです。
先日、私がアルバムのサウンドプロデュースをしている某声優さんのレコーディングにコーラスが必要となり、関東各校のベリメリの生徒さん数名に参加していただきました。
コーラスとはいえ結構な人数感が必要でしたのでブースに5人同時に入ってもらい、立ち位置を変えたり声色を変えたり色々工夫しながら歌ってもらいました。
コーラスというと皆さんは3度や5度上の字ハモをイメージする人が多いかもしれませんが、今回はそれもありつつ、ユニゾン、オクターブユニゾン、そしてウーアーといった基本的なものを全て録りました。
参加してくれた皆さんは約1.5時間歌いっぱなしでしたが頑張ってくれましたよ〜!
で思った事。
リードシンガーとしては上手くてもコーラスは苦手って人はけっこういます。
プロでもいます。
でも一般的には自分が得意なのか不得意なのかさえ自覚していない人も多いのではないでしょうか?
また個性を打ち出すリードの歌と違って、コーラスでは節を付けたり、ビブラートNGな事も多く、同じ音でも明るめの音、暗めの音をキチンと狙って出せないと駄目だったりと奥が深いです。
3度や5度だけだったら比較的簡単ですが、ジャンルにもよりますが昔のジャム&ルイスの音の積み方とかは相当な鍛錬が必要となります。
単純な歌のうまさとは全然違う音感の良さが必要なんですね
普段のボイトレでもやっている事ですが
ロングトーンでしっかりと音程をキープする練習
しっかりと腹圧をコントロールして一定の音量、息の量をキープする練習
こういった基本的なトレーニングはコーラスRECにとても役に立ちます。
「ハァ〜」のロングトーンとかは結構息使いますし、曲によってはわざと息漏れさせる時もあります。
こんな時にはやはり腹式呼吸です。
また単独だとハモリのラインが歌えるのに、カラオケの中や他のコーラスも聞こえる和音の中だと他の音に寄って行っちゃう人も多いですね
この辺もひたすら練習ですな!
そしてもう一つ重要な事があります。
3声でダブルとか3声以上とかになってくるとブレスのタイミングや音を何処で切るか等々しっかり共通させておかないとバラバラな仕上がりになっちゃいます。
この辺の音に対する繊細さが身に付くとリード歌唱の時によく言われるリリースの処理等への意識もぐっと高まると思います。
すっげぇマニアックな楽しみ方ですが
RECのコマで先生に簡単な8小節くらいのメロディーを作ってもらって
一人アカペラを録ってみてください。
ビックリするくらい色んな発見があるはずです!
ではでは八王子校のUZAでした。
P.S-写真は先日行った J-WAVE LIVE
横アリのスペシャルなお部屋を用意していただき感激
打ち上げで三代目の今市さんにご挨拶させていただいた話しを大ファンの生徒さんに自慢したら「マジ許せね〜っす!」と叱られました(笑)
先日、ベリメリ関東校の生徒さん数名が私のレコーディング現場にコーラスとして参加してくれました。
リード歌唱以外にもコーラスを学ぶ事で「歌」への影響は確実にあると思います。
地味ですが・・・コーラス侮るなかれ!
この記事を書いた人
ベリーメリーミュージックスクール京都校のチーフです。