繰り返すって難しい

どうも!八王子校のUZAです。

繰り返すって難しい

突然ですが、私は小学校五年生の時に担任の先生から
「君は本当に何にでも夢中になるが・・・すぐ飽きるなぁ〜」
と溜め息混じりに言われたことがあります。

その時の先生の表情や声のトーンから「褒められているのでは無いな」
とは察しましたが、その性格は今でも変わりません。

私はすぐ何かに夢中になり物を買い漁り、飽きると全部人にあげてしまいます。
その度に妻に叱られますが・・・

不思議と音楽は飽きること無くずっと夢中ですし
妻とは19才の時から夢中かどうかはわかりませんが(笑)ずっと一緒です。

まぁそれは余談ですが、何故こんな話しをするかと言いますと
先日自分のライブの後にお客様とチェキ撮影をしていて
共演者に「UZAさん!飽きないで!」と叱られました(笑)

まぁまぁ長いとチェキ撮影だけで1時間以上かかる時もあるんですが・・・
私はもうすぐ飽きてふざけだすんですね(汗)
変な顔をしたり、変なポーズをしたり、同じ構図を作れないわけです。

共演者曰く「我々は繰り返し同じことやっていますが、お客さんにとっては初めてなんですからね!」と48才のおじさん叱られました!

でもこれ、私にとってライブやレコーディングでも毎回悩ましい
永遠のテーマなんです。

私はレコーディングでもあんまり歌い手さんに多く歌わせないタイプなんです。

何度も何度も同じことをやってもらっても、そのテイクはあんまり使わない。

技術的には上手くなっても、何か守りに入ってしまう気がするんです。
(基本の技術があっての話しです)

例えば!
恋人への愛の告白、これって何度もやったら嘘っぽいじゃないですか!?
段々上手くなればなるほど嘘っぽい

上手く行かない方がリアルで想いが伝わるってこともありますよね?

でもお金をいただいて上演するお芝居とかは同じことをきちんと繰り返せるのがプロとも言えます。

私は子供の頃から近年までお芝居があまり好きではなかった。
だって嘘っぽいから。
でも近年その楽しみ方を理解してからは、頻繁に観劇するようになりましたが

これって音楽で言うと
クラッシックのコンサート
アドリブだらけのジャズセッション
どちらがお好き?
みたいな感じでしょうかね?

私が同じことを再現する演奏家ではなく
毎回違う作品を作れる作家になったのはこんな性格のせいかな?
ずっと同じ曲のコピー練習をしてるのがつまらなかったもんなぁ〜

とにかく、私という人間は同じことを繰り返すのが本当に苦手です。

これは長所でもあり短所でもあり・・・
バンドなんかだと本当に迷惑な存在。

でもそんな私でもわかっています。
本当のプロは繰り返しが出来る人
その為に何百、何千と繰り返し練習をしてるんです。
毎回変える方が実は楽なんですね
私は怠け者なんです。

勿論、生徒さんにはそこまでシビアにやる必要はない!
先ずは歌うことを楽しんでいただきたい。

つまりライブでは練習と同じことをしようとは思わないで欲しい。
語弊があるのはよくわかっておりますが。
練習を再現することが完璧とは思わないで!

その瞬間の衝動を見せてハプニングを楽しんで!
シリアスにでもコミカルにでも
あんまり自分で自分を型にはめ込まないで歌っていただきたい!

今週末は八王子校の単独ライブがありますので
共演者からの一言でそんなことを考えている
八王子校のUZAでした。

ではでは

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