こんにちは!
ベリーメリーミュージックスクール名古屋校で、チーフと講師を担当しているaoi(アオイ)です。
歌を練習するとき、発声や音程・リズムにはしっかり意識が向く一方で、「体の動き」や「見せ方」にまで気を配る方は意外と少ないです。
しかしステージに立ったとき、観客の印象を左右するのは声だけではありません。姿勢、動き、表情を含めた“総合的なパフォーマンス”こそが、聴き手に伝わる要素です。
そこで今回は、ベリーメリーミュージックスクールでも実際に指導している「少しの意識で大きな変化を生むパフォーマンスのコツ」をご紹介します↓↓↓
🎤その場で一歩だけ動いてみる
🎤マイクを持つ手・ひじを意識する
🎤足裏の回転を意識する
是非参考にしてみてください。
ビフォーアフターを確認してみよう
まずは次の2つの動画を見比べてください↓↓↓
(例:手は動いているが、動きが平面的で素人っぽく見える)
(例:体全体が連動し、立体的でステージ映えする動きに変化)
いかがでしょうか?
同じ人物が歌っているにも関わらず、印象は大きく異なります。
この違いは、歌唱力ではなく「体の使い方」から生まれているのです。
これからご紹介する3つのポイントを意識するだけで、上記の動画のような変化を実現できます。
1.その場で一歩だけ動いてみる
パフォーマンスの基本としてまず取り入れやすいのが「一歩の動き」です。
手の動きだけで表現していると、どうしても平面的で小さな動きに見えてしまいます↓↓↓
そこで、足を前後や左右に「一歩だけ」動かすことで、体全体が連動し、自然に大きな動きへとつながります↓↓↓
✅一歩前に出ると、体の重心が移動して胸や肩が開く
✅一歩後ろに引くと、顔や腕の動きが強調される
✅横に一歩踏み出すだけで、ステージ上の空間を広く使っているように見える
大げさに歩き回らなくても、その場で一歩を踏み出すだけで立体感が加わり、ステージ映えする動きが生まれます。
2.マイクを持つ手・ひじを意識する
次に重要なのが「マイクを持つ側の手とひじ」です。
多くの方は、自由に動かせる“マイクを持っていない手”で表現しようとします。
しかしそれだけでは、顔や体がほとんど動かないため、どうしてもワンパターンに見えてしまうのです。
そこで意識してほしいのが、マイクを持つ手の「ひじの動き」↓↓↓
(例:マイクを持つ手の動きで体の立体感が生まれている)
✅ひじを前後に動かすだけで、顔の角度が変わり、横顔や体のひねりが観客に伝わる
✅マイクを少し斜めに動かすことで、歌声に合わせた自然な抑揚や感情表現が見える
✅ひじで円や線を描くような動きは、体幹全体を連動させる効果がある
「マイクは正面を向け続けるべき」という思い込みを外し、ひじを起点とした動きを取り入れることで、立体的でダイナミックな印象を作れます。
3.足裏の回転を意識する
最後にお伝えしたいのは「足裏」の意識です。
動きの起点は足にあります。足が床にベタッと固定されていると、上半身まで固まり、動きが小さく見えてしまいます。
逆に足裏を少し回転させるだけで、全身の可動域が広がり、大きく自然な動きを生み出すことができます↓↓↓
✅足の裏を軸にして回転すると、体全体が自然にひねられる
✅重心移動がスムーズになり、一歩の動きが出しやすくなる
✅上半身のひじや肩の動きが大きく見える
ステージ上での余裕やリラックス感を出すためにも、足裏の回転はとても大切です。
3つのポイントをまとめると…
🎤その場で一歩足を動かすと、体全体が連動して見える
🎤マイクを持つ手・ひじを意識すると立体感が出る
🎤足裏を固定せず回転させると、大きく自然な動きになる
これらを実践することで、以下の動画のように“動きが少ない印象”から“立体的でダイナミックなパフォーマンス”に変化します↓↓↓
↓↓↓
最後に
ステージパフォーマンスは、ただ歌をうまく歌うだけでは不十分です。動きや姿勢を意識することで、歌の説得力や表現力は大きく向上します。
今回ご紹介したのは、あくまで「入り口の3つのポイント」にすぎません。
実際には、曲のジャンル・歌詞の内容・ステージの広さに合わせた動き方、さらにMCや観客とのコミュニケーション方法など、多くの要素があります。
ベリーメリーミュージックスクールでは、歌唱だけでなく「どうステージに立ち、どう魅せるか」までを含めた指導を行っています。
もしライブや発表会に挑戦する予定がある方は、ぜひパフォーマンスも含めたレッスンを受けてみてください。
この記事を書いた人

大学在学中、大阪を中心として音楽活動開始。YAMAHA MUSICQUESTをはじめ、数多くのコンテストに合格。大阪でのインディーズCDリリースやバンド活動を経て2002年ACE OF HEARTS よりソロシンガーソングライターaoiとしてデビュー。