基礎と応用

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ベリメリレッスン生の皆様お疲れ様です!
名古屋校チーフのアオイです。

もう4月なんですね!
新たな生活が始まる方の多い季節です。

今声模様を書きながら映しているテレビでは、
本日ボクシングデビューの天心が戦っております。
天心も新生活、というか新世界をスタートさせるんですね。
しかし、なんだこの目の良さとスピードは!!
どんな目とリズム感を持ってたらこんなタイミングでのカウンターが出せるんだろう。
難なく肩で相手のパンチの軌道を変えまくってる…。
サウスポーでこんな動きされたらオーソスタイルの選手にはもう……、
話が止まらなくなるのでこの辺にしておきますが。

そんな季節、ボイトレを始めてみようかな〜と思われている方も多い訳で
そんな方がこの記事も読んでくださっているかも知れませんね。

もう講師になって十数年ですが、僕がそのような方の立場ならどんな事をイメージし、
どんなことに不安を感じるのかなぁなんて日々考えてしまいます。

そこで名古屋校ではスタッフの間で
合言葉の様に大事にしている事がありますので紹介します。

「応用が先」

これです。
正確には基礎は後で良いんじゃないか。

もっと正確には、
何の為に今行っている基礎練なのかを知った上での基礎じゃなきゃ楽しめない!
という意味です。
勿論基礎を軽んじたりも無ければ、基礎練習の時間も多いです。

具体的に言いますと、ある曲のあるワンフレーズを練習するとして、
最高のフレージングをイメージしてもらいます。
現状よりもっと激しくだとか、悲しくだとか、語るようにだとか、
ソウルシンガーのようにとかetc。

僭越ながら時には僕が手本で歌わせていただきながら
「それ良い!!」って生徒さんから選んでもらうことも多いです。
じゃあ現状でとにかく僕や描いたイメージの真似をしてみて下さいと。
これが応用かなと。

出来てしまったならそれで最高ですし大事にして欲しい真似力です。
出来ないなら何故なのか、何処が違うのかをとことん話し合います。
音域がもたらす余裕の違い?リズムのキレの違い?
アクセント、弱発声の大袈裟さ?フォールダウンの度胸?慣れ?体や筋力の違い?
理由は様々ですがこれまで必ず答えはありました。

そしてそれぞれの理由に適した基礎練習はそれぞれに違うことをやります。
これが上手くなればあれが出来る!と思って取り組む基礎練習は欲と希望を生んでくれます。

何よりそういう皆さんは燃えていて楽しそうです。
ですので名古屋校で今頑張って頂いてる生徒さんでは、基礎練習の内容が一人一人違います。
抑揚の発声練習が中心の人もいれば、拍に強くなる勉強の人もいれば、
水泳やボクシングなどスポーツを取り入れて貰っている人もいます。

そしてイメージへと近けていくといった感じです。
「ドレミファソファミレドー♪」とかよくCMなどから耳にしますが、
練習している方がその先に何を見ているのか解って取り組んでくれてるのかなぁ?と
ついつい心配してしまいます。

そんな訳で、まだボイトレ未経験の皆さんが想像される歌の学校のイメージとはきっと違うと思います。
なんだか宣伝感が強くなってしまいましたが、名古屋校講師全員で日々意識している事です。

那須川天心も一試合前の佐々木尽もエグい試合でしたが
きっとリング上でのイメージが明確にあって、
だからこそ個性と強さが際立っているんだろうな〜
なんて思いつつ書かせていただきました〜。

やりたい事が先で、その為に何をやるのか….一緒に考えましょう。
春、体験レッスンお待ちしておりま〜〜す!

名古屋校アオイでした。

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