中低域や余裕のある音域ですべき事

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ベリメリレッスン生の皆様お疲れ様です!
名古屋校チーフのアオイです。

最近お教えさせて頂いている生徒さんのライブに誘って頂く機会が多いです。
先生あるあるなんですが、生徒さんのステージを観るドキドキハラハラより
自分が歌う方がよっぽど楽と感じる、の連続ですw。

勿論レッスンで共に立ち向かっている曲を堂々と
そして成果たっぷりに歌い上げてくれると泣きそうになります!!
僕は教えた事を思い出しながら聴かせていただくし、
きっと生徒さんもレッスンを思い出しながらライトを浴びているだろうし、
そんな世界幸せです。

さて今回は低域の歌について考えてみました。

最近の本田チーフの声模様で高音の歌唱について書かれていました。
確かに歌をやっているものにとって高い声とは花形の様な感覚がありますし、
最も悩み欲するものですよね。

三重県の片田舎で高域の発声に悩んでいた18、19才の頃に本田さんのような先生や
ベリメリのような学校から教えを受けられていたならなぁ…
なんていつも生徒の皆さんを羨ましく思います。

実際体験レッスンでも高い声が出したい!!が、要望のダントツランキング1位じゃないですかね。
逆に言いますと、低音域や余裕を持って出せる音域には皆さんあまり興味を向けていない感覚があります。

曲によって例外も多いですが、一曲の中で高い音があるのはどこですか?と聞くと
皆さん「サビ」と答えてくれます。
そうです、大概サビにくらいしか覚悟して発声する高音は無いんです。
そのサビだってず〜〜っとギリギリの高音が続くことも稀にしかありません。
大半が「余裕な音域」の中で歌っていることが多いはずなんです。

でも意識や練習は高音に偏りがちです。
高音に躍起にならずに「余裕ある音域」の考え方や練習を重ねれば
1曲を通しての良さはすぐ上がる事が多いです。

試しにまずは2つほど意識しながら今後中低域でも過ごしてみてください。
1、抑揚のチャンス
2、高域のためにも休憩〜
です。

ギリギリ届く音程ではもう強さで行くしかなくて
強弱や表現なんてなかなかつけられないですよね。
だから低域、曲では冒頭やABメロでこそ抑揚や表現に重きを置くべきだと思います。

またサビの中でも大概の曲は高い低いがあります。
サビ=高いの感覚でサビ中ずっと力んでしまう方が多いです。
サビの中で高い音にチェックを入れるよりも低い音にチェックを入れて
意識して力を抜ける癖を付けてみてください。
そこで休むのです!!
最高音により力と安定を生むために〜〜!!
ただ休むだけでなくて力の余裕を生かして
キャラクターや弱いアプローチの技術なんかも入れられたら最高ですね。

「サビ出るかなぁ〜」と思って歌っている方と、
「ここは抑揚、ここは休めてさあいくぞ!」
って思って歌っている方の一曲は違った出来になるんじゃないのかなと思います。
言われてみれば簡単なこともなかなか気づきにくいものですので
明日からは一度、中低域に意識を向けた練習も行ってみてください!

メッシも三苫もボールを持ってない時が凄いんです。
井上尚弥もパンチを打つ寸前のスゥエーやダッキングがモンスターなんです。
フォートナイト では撃ち合うまでの位置取りで殆どが決まるのです。
関係ないか….。

というわけで名古屋校アオイでした。

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