【初心者向け】リズム感を鍛えるための練習方法と上達のコツ

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皆さんは歌唱練習の際に音程や声色に気を取られすぎてはいませんでしょうか。
どの様に意識し何を考えながら立ち向かえば良いのか難しいのがリズムです。リズムに苦手意識を持たないためのコツを紹介します。

リズムと仲良くなろう

「リズム・メロディ・ハーモニー」
音楽の3要素と言われるものです。

大まかに言って、この3つに良い完成度があれば心地良い音楽となると言うことです。

ボーカルにおいても正しく同じことが当てはまります。

この3つが長短無く鍛えられていけば良いのですが…なかなか難しいですよね。

実際のレッスン中でも3つのうちの「メロディ」に分類される項目を気にされる方が非常に多いです。

音程や声質などがその分類でしょうか。

『この曲のリズムを練習したい!』『苦手な箇所のリズムを理解したい!』と仰る方はあまりおらず、僕らに促されて渋々という感じです(笑!

な〜んか気持ちわかります…リズムって専門的な言葉や感覚が多いんですよね。

よく聞くのが「ウラ拍を取って!」ですよね。

僕がもし生徒さんの立場なら、なんやねん裏って、表だってよくわからんわって思います。

ましてやビートやグルーブ感なんて言われた日には、解らない自分は歌を歌ってはいけない人なのかな?プロになんかなれない人なのかな?って思っちゃいそうですよね。

ということで今回はリズムに絞って書かせて頂こうと思いますが、あくまで専門的な言葉はなるべく使わず、そしてリズムと仲良くなる程度を趣旨として進めてみたいと思います。

一拍目と仲良くなろう

一拍目…いきなり拍という音楽用語から使ってんじゃんと突っ込まれそうですが…皆さんが何かの曲を聴いて自然に手拍子をするそれが拍だと思ってください。

その手拍子を”4回叩いて1グループ”と考えてください。(4拍子の曲での意味です)

そのグループが何回も続いて曲が進んでいく訳です。

グループの先頭の一発目が一拍目です。

ですので100回手拍子すれば25グループで先頭一発目は25個あります。

その一発目の子達とだけはまず仲良くなってみようってことです。

ではなぜ仲良い方が良いかの利点なのですが・・・

  • 一拍目から次の一拍目までという短いスパンでリズム感を安定させられる
  • 一拍目を知ることでそのフレーズの色んな情報を知れる

・・・という事です。

特に2つ目は例えば「いきものがかり」さんの「ありがとう」という曲のサビで言いますと、『ありがとう〜♪』の「あ」が一拍目と思う方も結構いらっしゃるのですが答えは「う」です。

じゃあ、「あ」は何なのとなりますが、前のグループの4拍目です。

1・2・3・あ(4) りがと お(1)となります。

声模様でもよく息が大事ですよ〜と書かせていただいている通り、歌唱の前には必ずブレスが入ります。

ということで、1・2・息(3)・あ(4) りがと お(1)となります。

3つ目で息を吸うぞと分かっている方とそうでない方ならどちらが思い切って吸えるか、安定するかは明白だと思います。

『ありがとう〜ってつたえたくて〜♪』

次のグループの一拍目はどこになるか?

つたえたくての「て」と思いきや「て」の母音の「え」だったりします。

これにより文面にない母音の存在を意識し強調することが出来ます。

1グループ目の先頭「お」から2グループ目の先頭「え」まで慌てず、でも遅れずと考えると小さな範囲なので考えやすくなりませんか?

リズムの安定も気楽に狙えてその他の情報も知れる。

初めは慣れが必要ですが、歌いながら指折り数えて一拍目を感じられるまで仲良くなってみましょう!

伴奏・カラオケと仲良くなろう

拍がわかるようになっても、カラオケとずれてしまう様では台無しですよね。

上記しました「リズム・メロディ・ハーモニー」の3要素。

カラオケでの歌唱の場合、ボーカルとカラオケの一体感がハーモニーに当たるのではないのかなと思ったりしています。

リズムとメロディがカラオケと一体化してハーモニーとして聴き手に届く感覚です。

気持ちが乗ってきて熱くなったらカラオケより早く歌ってしまったり、良い発声を考えたりや緊張やで遅れてしまったり…聞き取るのって難しいですよね。

じゃあどうすれば良いか?

これまでのレッスンの経験上、曲中の何かの楽器を弾いているフリをしてもらうと良くなる方が多いです!

例えばピアノやギターなどはやり易いです。

はい、弾けなくても良いんです!

本当に「なんちゃって」で良いです。

真似る事でその楽器が今までより聴こえるようになり、聴こえたならずらしたくなくなるのが性だと思います。

実際にピアノやギターを弾いて歌える方なら分かると思いますが、演奏と歌をずらしてプレイする方が難しいのです。

そんな訳で楽器の演奏マネをしてみて下さい。

歌のフレーズとフレーズの間にある楽器の音なども意識出来る様になると聴き手へ届く一体感はあがり、何より歌っていて楽しいですよ!

相手を知り、相手を理解して、自分を合わす‥うーん人生と同じかの様です笑。

カラオケと仲良しになる一歩目に試してみて下さい。

「間」と仲良くなろう

リズムについての入門編、最後は音の短さを意識しよう!です。

正確には音を短くして間を作り、リズム感を出そう!ですかね。

難しそうに聞こえてしまいますが、「ピィーーーーーーーー」と伸ばした音と「ピピピピピピ」どっちがリズム感あるかと言うと後者ですよね。

このように「ピ」と「ピ」の間に一瞬の「間」があると急にリズム感として際立ってくるんです。

生徒さんに多く感じる事なのですが、言葉や音符を繋げて繋げて歌おうとする方が何故か多いんです。

発声やフォームを気にし過ぎるあまりになのか、無駄な切れ目を入れちゃダメだと思っていらっしゃるからなのか…多いです。

これまた少し古めの曲ですが・・・

「ポルノグラフティ」さんの「アポロ」のサビで例えますと、『ぼくらがうまれてくる〜♪』を、『ぼ〜くら〜が〜う〜まれ〜てく〜る〜』と繋げてしまうと何とものぺっとしてキレがないように感じます。

『ぼっ・くらっ・がっ・うっ・まれてくっ・るっ・』の様に一瞬の間をちりばめた方が、つまり短かな音作りを意識した方がリズミックだと思いませんか。

しかもこれまたその間を使ってブレスも入れれたりします!

体は楽だわリズム感出るわで使わない手は無いかと思います。

専門的な知識を持ち出さなくても、好きなアーティストの声の長い短いに耳を傾けてもらえると解るようになってくるかと思います。

特にライブ映像やライブ音源がおすすめです!

レコーディングとは違う一発勝負でリズミカルさを出すため、発声が疲れないためにどの様な長短を組み合わせているかが勉強になると思います。

『この箇所の音の短さかっこいいでしょ!』とか、『ここの間はこだわりなんだよな!』なんて思いながら歌える様になれば、必ず聴き手にその思いは伝わると思いますので是非!

最後に

リズムについてなるべく音楽との付き合いが浅い方にも伝わる観点で書かせていただきました。

意識一つで安定やノリを手に入れられる様になるのが「リズム」というカテゴリーかも知れませんね。

各項目にはその先にさらに意識を深めて欲しいものはまだまだあります。

  • 1拍目の次はプラス3拍目も。
  • カラオケ中のドラムへの理解を深める。
  • 音符の長短に加え強さのアクセントを入れ込める。

・・・と色々研鑽できることは続きます。

でも、それらは今回書かせていただいたコツを分かるようになった方にはそう難しい事柄達ではなくなっていると思いますので、更なるリズムとの仲良さを目指して欲しいです!

この記事を書いた人