京都校のヨシダです。
京の最大の風物詩「祇園祭」真っ只中です。
ベリーメリー京都校がある烏丸六条の二大筋北の烏丸四条とそこから西へ
二大筋行った四条大宮との間が歴史的に超有名な「山鉾巡行」が行われる
メインストリートです。その烏丸四条目指して京都駅から人が途切れることなく
行き交う通りの景色を、私のレッスンブースの4Fからぼんやり眺めているのが好きな私です。
いえいえ決して暇なのではありません。私の提出しているレッスンコマは95%は常に
埋まっていますのでありがたいことです。が、その暇な5%の合間とレッスン前後の
微妙に至福な時間でのことです。
おそらくこの時期のこの地でしか見られないスゴイ光景が見られます。
①まず6割〜7割が外国人。
②普通の服の日本人と、ほとんどが着物を着た外国人。
③一見日本人か思いきや、三々五々同じ宿の浴衣でうちわで扇ぎながらニコニコ闊歩
するアジアン若者集団。叫んでいる言葉のアタック音でわかる。
④ちゃんと信号待ちをしながら爆音でふかす暴走族のジモティー兄チャンと
パパの肩車の青い目の少女がピースし合って笑っている。
⑤いつもは駐車率10%の駐車場が100%になる。多くが海外旅行者のレンタカー。
⑥1階の受付カウンターに入ってきたForeignersに「&%$#リョーカン、どこデスかー」
と数日前にも時間差で2回聞かれたが、人生で一度も聞いたことのない旅館だった。が
2回とも同じ名前だった。どこだ!それは?気になる!
考えてみれば、歩く時うつむき加減なのが日本人で、正面・上方向・360度をキョロキョロ
見ているのが外国人だという法則にいつしか気付いた。アジアンYouthはさらにキョロキョロしながら
ハキハキ呟きあっている。
実におおらかだ。思いっきり自分を楽しんでいる。
私が見た中ではマナーの悪い人もいない。
人類って素晴らしい。
『やっぱりリズム&グルーヴでの歌唱が命だ!』
今まで私のブログでは、リズムの大切さは熱く訴えてきましたが、やっぱりこれは
何度言っても言い足りない。結局音楽の主要素の根幹はこれだと思います。
声質もよく、音圧もあるのにあともう一歩歌いきれていない人の多くはリズムにやや難があり、
それが原因で以下の弱点があります。
①ワンツーワンツーの正確な「4」で、一曲通しでリズムが取れない。
②「ワン」のタイミングが全体に早い。つまり、アタックが早いので全体にやや落ち着きのない
印象の歌唱になる。
③正確には「ワ・ン・トゥー・ウ・スリー・イ・フォー・オ」とウラ拍のタメが必要なのに、
ウラがわからない・ウラの必要性を感じていないことが多い。
④正確な「ワン」のジャストが早いので、アタック音の発声がピンポイントでできていない。
よってキレ悪くダラッと歌い続けてしまう。
⑤ジャストがばらけるので、Gtの弾き語りのストロークが一定した安定感に欠ける。
同じ理由でカッコイイCuttingにならない。
⑥「8」や「16」のグルーヴのカッコイイ歌唱に繋がりにくい。
じゃ、どうしたらイイのか?
考えてみれば、小中高の12年間でこれだけリズムの教育に触れる機会がない国も珍しいですが、
嘆いていても仕方がないので、自力で独学で楽しく学びましょう!
ノーマークで放っておいてもよくなりません。
『純粋にカラダでリズムをとって楽しいと感じましょう!』
できれば、本格的なグルーヴの洋楽をきいてカラダを動かしたり、机叩いたり、シェーカー振ったり、
ウラの拍で叫んだりしてください。HIP HOPで踊りましょう。
ドラムなどを習う前に、まずビート感です。ビート感のないドラムは最悪ですから。
外国のKIDSになったつもりで、マイケルジャクソンをパロって、リズムで遊んでください。
部屋のリスニング中や一人カラオケ中や、キッチンの料理中でも良いです。
正解・不正解はありません。
恥ずかしいからできないとか、できないから恥ずかしいとかでなく。
ギター少年でも、カッティングが楽しいと思い始めた子のストロークのキレは、
みるみるうちに格段によくなります。
民族として、リズムシナプスの成長不足DNAを、自ら補う意識で育ててあげましょう。
そう、うつ向いてないで、前見て・上見て・360度見渡してターンして
楽しくウラビートをカッコよく毎日呟きましょう!!
※ウッ!※アー!※ウッ!※アー! の感じで。
この記事を書いた人
ベリーメリーミュージックスクール京都校のチーフです。