先日、東京駅の山手線ホームの階段のラス1で派手に転んだ京都校の吉田です。
颯爽と間一髪駆け込めたはずの満員の車両の皆さんに満面の笑みをいただきながら、
プシュ〜と閉まった扉に冷たく背を向け、アテもなくホームを逆方向に歩きました。
悲しくなんてなかった、、たぶん。
さて、ちょっと前の4/14は京都校のMIXライブVol.20でした。
京都校初の夜ライブで16Artistsといういつもの30%overの出演者による熱いライブでした。
さらに、春爛漫、桜満開の中、これまた風情のある小雨の1日で、
三条木屋町・高瀬川の桜並木「花の雨の夕べ」でのライブとなりました。
まずもって、こんな素晴らしい千載一遇の巡り合わせに感動を覚えます。
私がGtでサポートした生徒さんが「桜舞うころ」をやったのですが、
どうしても「桜」を「舞わせ」たくて、日頃エレキGtでしか使わない
Eventide Pitch Factorで”サクラ舞う”空間もアコギで演出できて大満足でした。
ちなみにこのPICsは去年同じ高瀬川で私が撮ったものですが、
こんな風情の中でライブできること自体サイコーだと思いませんか!?
その1 『楽器やろうよ!!』
確率的に、幼少期にピアノを長く習っていた生徒さんのピッチ(音程)感が良いのが多いことも
含め、楽器での取り組みがボーカルに大きな影響を持つのは間違いなさそうです。
また、ギターでもピアノでも深くやっている人ほど、ハーモニー感覚はもとより、
ビート感・グルーブ感もかなり良いです。生徒さんの中で、このビート感・グルーブ感の”威力”を
正確にわかっている人がどれだけいるでしょうか。結構熱く伝えてもなかなか伝わらないので、
さらに力説しますが、グルーブ感などはビートの強い楽曲歌唱でのことだと思っていませんか。
イメージ的にそう受け取ってしまいがちですよね。しかし、全く逆に考えてください。
ビート感・グルーブ感の良い人は、確実にスローバラード系での間の取り方が心地よいです。
さらにブレスも確実ですし、ブレス音も実に音楽的に奏でられています。
結論先に言えば、どんな楽曲でも「8と16」でのビート感を「心地よい」と感じてください。
メトロノーム的な拍感覚ではありません。スローバラードほど「16」で感じて歌えるかです。
わかりやすく言えば、絢香の「三日月」やMISIAの「Everything」を16ノリで歌う感じです。
つまり、ドラムのハイハットが16で刻まれているノリで歌えるかです。
これは8感覚で歌うのとは、歌い回しや曲の表現力自体が確実に変わってきます。
本気で上手くなりたい人は、この”絶大な違い”を「本心で・カラダで・ノリで」わかってください。
ギターを正確な8や、特に16ストロークで弾ける人はよ〜くわかっているはずです。
その2 『メロディーをすべてアタマで理解しようよ!!』
フレーズ頭や終わり、サビ全般など印象の強いところは歌えているのに、フレーズ途中の音程に
アバウトな人が多いです。いわば「なんとなくこんな感じ?」で歌っているようですが、
その癖がつくともう雑な歌唱から抜けられませんし、果てはそこを指摘されると逆ギレする
意味不明なツワモノになるかもしれません。それはダメです。歌は一生モンです。
大切にケアして行きましょう。
スマホに鍵盤アプリを入れて、遊び感覚で歌いたい歌のメロディーを単音で奏でてください。
出だしのキーはなんでも良いです。意外と正確にワンコーラス弾くのは難しいと思います。
つまりそれほどあやふやな中で歌っているということです。やや面倒ですが、必ずこれをして、
アタマでわかってから歌ってください。ピッチ感の確率が大幅にアップします。
さらには「正確な拍」でメロディーを最後まで弾く癖をつけよう!
それはそのままあなたの歌い方のビート感となって返ってきます。
「正確さ」がアバウトではいただけません。
ツ・ツ・ツ・ツと感じる拍は、「これ以上待つと遅れる〜〜というギリギリ」の「ツ」が、
正確なジャストの拍であることがほとんどです。多くの人の「ツ」は速すぎます。
この速すぎる「ツ」感覚がそのまま自分に返ってきて、フレーズアタマのアタック音が早くなって
どこかキマらない・締まらない・ダラッとした・違和感のある歌唱になるのです。
ポジティブに見れば上記すべてちゃんとやる癖をつければもう、そりゃもう完璧です。
なんとなくダラダラやっていても良くないのは、勉強・ボーリング・ゴルフ同様、
歌も「とりあえず喉を使いました」以上の効果はありません。
ちょっとコーヒーブレイク的な今回となりましたが、いかがでしたでしょうか。
内容は正直に思うところを本気で書かせていただきました。
京都駅から歩く道のりがジンワリ暑くなり出した烏丸六条からお届けしました〜
この記事を書いた人
ベリーメリーミュージックスクール京都校のチーフです。