『歌うま』目指して VOL 02-③〜ボーカルを浮かせるアコギの隠し味コード〜

『歌うま』目指して VOL 02-③
〜ボーカルが浮き上がるアコギの隠し味コードの妙〜

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ごきげんよう〜皆さん。
京都校のヨシダです。

京都は今、3年ぶりの祇園祭で静かに盛り上がっています。
浴衣や着物の歩行者があちこちに目立って、
京都の夕涼みに小さな原色を散りばめた風が吹いている。

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それはそうと、メーカーの思惑通り「沼地獄にハマってるたまるか〜」と思いながらも、
DTMプラグインやソフト音源など、年に2回の大セールの「沼に」両足を取られ、
踏みとどまったものの膝まで突っ込んでしまった。
が、しかし、
半値以下なんやから、、
しゃ〜ないよね。。
中途半端で、しょーもないソフトではなく、
これはスゴイとウキウキするシネマティックストリングス&ブラス音源、
飛び道具的EDM系ボーカルリバーブ、トランジェント系PUNISH。
そう、厳選しまくった上でのことなのだ。私的には、、
が、ちょっと多いやないか、う、あかんな〜

でも、PUNISHの文字見て今回買ったメーカーがすぐわかったあなた、
立派な同じ「沼」の住民です。仲良くしましょ〜

アリ地獄に落ちた、とか
沼にはまった、ではなく、私的には、、
堂々と沼に入り、泥のあちこちに手を突っ込んで探しまくって掘りあゲットした
巨大アメリカザリガニ数匹な感じです。

あ〜みんなこんな風に都合よく納得するんやろな〜
バーゲンで爆買いする人もおんなじ理屈なんやろ。

いやいや、私はここで高らかに宣言します。
これらの「沼」ソフトを必ずや使いこなして、引き続き、
俺だけの音を極めます。

さて、本題です。
【予定調和を崩しメロディーにツヤと潤いを与えるテンション系コードの挟み方】

我がベリーメリーでも、ハイアマチュアレベルの生徒さんは、共通して、
楽器スキルも高く/ヒット曲のコード進行に精通し/果ては自らのオリジナルにその知恵を活かしています。

この知識が上がることで、ボーカル歌唱上の
①聞かせどころ
②抑揚
③エッジボイスやビブラートの味付け
④安定したピッチ感やコードの流れ感
⑤ルートに対してA,B,サビの頭を何度の音で攻めるのがカッコよいか

などが知識や知恵に比例して感覚でわかるようになってくるのです。
正直、曲作りとリンクさせないと高いレベルには到達しませんが、
カバー曲の捉え方や学び方も根本が変わってきます。

循環コードオンリーで、シンコペもないインテンポで、
原則的なペンタトニックスケール一発で作られたメロディーは、
安心して聞けはしても、あまり感動はありません。

それに対して、メロディーをふっと浮かせるだけの、
『「引っかかり」があるコードをいかに挟めばカッコよく変貌するか』
という観点で考えましょう。

以下参考楽曲で記載するコードがそれらの力を持ったコードです。

参考楽曲1「ドライフラワー」サビ

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まず軽めのところで、ドライフラワーのサビに出てくる
B7 D#dim Cm
が、「引っかかり」です。これがあることでメロディーが引き立っている。
意図して使わないと、これらのコードは自分の曲にはなかなか出てこないものです。

そもそもこの曲はAメロ出だしのCadd9のコードに対して、
「たぶん〜」の「た」がBの音なのがレアでカッコ良すぎ。

参考楽曲2「炎」Bメロとサビ

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Bメロの
「明日を」のBm7-5
「呼び合って」のFm
「熱いのに」のAdim A# G/B

で、極め付けはサビ頭。Bメロ最後のG/Bとルートは同じで
「僕たちは」のBmで転調かますエゲツナイ素晴らしさ。

「君を想うだろう」のF#もセオリーだがツボ通り。
「強くなりたいと願い泣いた」のD/F#〜Bm7のしびれる連続技。

参考楽曲3 「残酷な天使のテーゼ」 Bメロ

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「その背中には」の G7 Gm7 C7 がエモすぎる。
狙って使わないと自然発生的にはこのGm7はゼッタイ出てこない!

「羽根があること」の Bm7もさりげなくメロディーを際立たせている。
普通の循環コードしか知らないと、このメロディが浮かんだとしても、
この部分にDmかDm7を当てるのが精一杯で、メロディーは特に浮かない。

見てわかるようにサビのコード進行はいわゆる循環コードで、
特筆すべきものはないだけに、この上記Bメロ中のコードがどれだけ
パワフルに効いてサビにまで響いているかわかると思う。

総じてBメロがカッコええコード展開の曲はカッコええね〜

じゃ今回はこの辺で〜

また、いろいろ挙げますね。
皆さんも、そこらにあるメロディーをただ歌うだけでなく、
自分で和音奏でて、歌ってメロを乗せた生の響きに触れた時の、
ゾクゾクっとするテンションコード感動をたくさん味わって知恵をつけていきましょう!

では、また〜

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