ハイレゾに生きる

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先日、某音楽雑誌を呼んでいた時「ハイレゾに生きる」という言葉が目につきました。

 

「ハイレゾ」とはなんぞ?という人はググって下さい。

 

最近は音楽業界もデータのやり取りが96khz/32bitなんて事が多くなって来ました。

因にCDは44.1khz/16bitです。

 

まぁ簡単に言うと数値が高いほど一秒間を細かく切り刻む事が出来る。という訳で、音楽も映像もより美しく保存できるという事になります。

でもその分データが大きくなり、保存する媒体のメモリーも大きな物が必要になります。

 

突然ですが、これきっと人間も同じだと思いませんか?

 

みなさんは目の前の一秒間をどのくらい細かく刻んでますか?

 

「切り刻むったて、何を使って切るんだよ?」って

 

はい。良い質問です。

 

 

私はそれは知識、経験だと思っています。

 

知識、経験の量で目の前の一秒間をどのくらい細かく刻んで分析出来るかが決まります。

そしてその時間の積み重ねが、その人の人生になります。

 

夕日の色も見る人によって全然違うものになると思います。

「あぁもう夕方か・・・」とだけ思う人と

不意に子供の頃に見た熟れた柿の実の色を思い出し、夕陽に照らされた好きだった子の横顔、少し冷たくなった風、秋の夕暮れの物悲しさ、家路を急ぐ町に漂う夕飯の匂い・・・「そうだ久しぶりに両親に電話してみようか・・・」

な?んてどんどん妄想が膨らむ人もいると思います。

 

妄想なんて言うと笑えますが、私は妄想=想像力が人間の一番優れた能力でもあり、弱点でもあると思います。

疑心暗鬼なんて言葉がありますが、この能力を間違うとダークサイドに落ちます。

 

でも正しくフォースを使えれば、相手の立場になって思いやる気持ちを育てる事が出来ます。

 

察する。空気を読む。なんて言えば解り易いでしょうか?

 

言うまでも無く、知識、経験を得る為には「学び」が必要です。

これには学校での学習も含まれますが、もっと大きな意味での「学び」です。

学校教育では学ぶ習慣ってやつだけ得ることが出来れば十分だと思います。

そして「学び」は同時に自分自身のハードディスク、人間の器を大きくしてくれます。

 

私の周りには尊敬すべき人が沢山いますが、決して皆がいつでも順風満帆という訳ではありません。

でも経験豊かな人は目の前のBAD LUCKが先に行ってGOOD LUCKになる事を知っているので生き様が実に爽快です。

そして例外無く「学び」の能力が高いです。

 

 

ベリメリの生徒の皆さん!

自分が知らない事、自分に無い物事には謙虚な気持ちを持って学びましょう。

失敗を恐れず、何にでもチャレンジして下さい!

あっ、ちょうどベリメリ検定もやってますので!是非トライして見てください(笑)

そしてより多くの角度から目の前の一秒間を刻んで下さい。

 

自分の人生の色彩、サウンドを豊かに保存しましょう。

 

私は日々のレッスンで、出来る限りその為のお手伝いをしたいと思っています。

 

 

 

人に優しく出来る人は、誰よりも人の哀しみ、痛みを知っている人だと思います。

「ハイレゾに生きる」とはそういう事なんじゃないかと思う今日この頃。

 

八王子校のUZAでした。

声模様vol.171「ハイレゾに生きる」

 

 

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