ここでは「声の成り立ち」から「声の応用」まで順を追ってお届けします。
基本的な声の成り立ちから知ることで、納得して身体に自然に馴染む様に先ずは6項目に分けて定期的に書いていきます。
歌うことにとって大切なファクター
大きくは、この6項目に分かれと思います↓↓↓
- 「呼吸」法(複式呼吸)
- 「発声」の仕組み
- 「発音」の正確さ
- 「音程」コントロール
- 「リズム」の認識と体得
- 「表現」(抑揚など)のバリエーション
この講座では順を追いながら多岐にわたって説明していきます。
ボイトレに向き合う前に「今後のボイトレをスムーズにしてくれるであろう知っておきたい大切なポイント」を以下にまとめました。
① 息(呼吸)は「演奏者」、声帯含め口や顔、頭蓋骨などは「楽器」、出したい声をイメージするのは「指揮者」的役割!この三位一体の意識を持つ事
②横隔膜、声帯、口の中(舌の位置)、骨盤、眉毛などなど「見えない部位」をコントロールする力が必要!コントロールするためにはイメージ力が必要なので、俯瞰で幽体離脱的に自分を観察できたり、そうやって正しくコントロール出来た時の動きを少しずつ実感として手に入れていくことが大切です。
③自分が好きなものをしっかりイメージして、やりたい事、やらなければならない事を目標として設定。自分の長所短所も把握しておきましょう。
以上3項目を念頭に置いて、ボイトレの基礎知識を順序立てて学んで行きましょう。
そして前述の大切なファクターも、ある程度細かくやるべき項目を書き出してみます。
1.「呼吸」法(複式呼吸)
- 腹式呼吸(横隔膜の動きと認識)
- 口呼吸と鼻呼吸
- 脱力と呼吸
- 腹圧コントロール(息のスピードコントロール)
- 効率的な息の使い方
- 長い息
- 息で作るアクセント
- 支えの作り方と実感
- 具体的なトレーニング方法
2.「発声」の仕組み
- 声帯の仕組みと考え方
- 地声、ミックスボイス、ファルセット(裏声)の簡単で大まかな認識
- 共鳴について
- 口腔内の広さについて
- 音程コントロール
- 具体的なトレーニング方法
3.「発音」の正確さ
- 振動の成り立ちと語尾のニュアンス
- 発音のタイミングについて
- 母音と子音の認識
- 滑舌トレーニングについて
4「音程」コントロール
- スケールについて(半音と全音の存在)
- 半音階とその間の音について
- 音幅(インターバル、音の跳躍について
- 母音、子音と絡めた音程トレーニング
- 体の仕組みから考える音程コントロール
- 具体的なトレーニング方法
5「リズム」の認識と体得
- アクセントとグルーブ
- 音符の長さについて
- シンコペーションについて
- ジャンル特性
- 具体的なリズムトレーニングの方法
6.「表現」(抑揚など)のバリエーション
- ニュアンスについて
- レガートとスタッカート
- ダイナミクス
- ビブラート
- 自由に発想した表現の実現
- 表情筋と明暗
- 目は口程に物を言う
- 息をコントロールした表現のバリエーション
- 具体的な表現トレーニング
今後は、上記の内容に沿った記事を書いていきますのでよろしくお願いします。